ヤマダホールディングスグループでは、事業活動に関わるさまざまなリスクを特定し、適切な対策を行うとともに、必要な情報を共有することで、リスクの低減と未然防止に努めています。
ヤマダホールディングスでは、人事総務本部担当取締役を委員長とするリスク管理委員会を毎月開催し、各グループ会社を含むリスク管理体制を構築しています。また、当委員会で議論された内容は、取締役会で報告しています。リスクの発生防止に関する管理体制および発生したリスクへの対応については「リスク管理基本規程」を定め、部署ごとに同規程に基づき運用しています。
情報セキュリティについては、個人情報保護方針、情報セキュリティ基本方針を定め、適切に管理徹底しています。ITDX本部長を委員長とするセキュリティ委員会(月1回開催)にて、社内外の情報セキュリティリスクの抽出や対策策定・進捗報告を行い、管理の徹底に努めています。

ヤマダホールディングスグループは、経営成績および財政状態などに対して、重要な影響を与える可能性があるリスクとその対応策を定めています。
| 項目 | リスクの内容 | 対応策 | 影響度 |
|---|---|---|---|
| 地震・自然災害に関するリスク | 台風や地震、集中豪雨による店舗施設の損壊や停電による営業中断や商品調達の支障発生に伴い、売上高の大幅減少につながり、業務に大きな影響を与える可能性がある |
災害対策本部を中心とした安全管理体制の構築
災害対策マニュアルの定期的な見直しと改廃
社員への教育
災害備蓄品の設置
(ヤマダホールディングス、ヤマダデンキ全店、全事業所)
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大 |
| オリジナルブランド商品の供給に関するリスク | 災害やその他の事由が発生した場合、オリジナル商品の供給が不足あるいは停止し、業績および財政状態に影響を与える可能性がある |
製造委託先への災害リスク低減の体制構築
新規委託先の開拓および分散化
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中 |
| 情報セキュリティに関するリスク | 自然災害、コンピュータウイルスの感染や不正アクセス等による改ざん、情報漏洩が発生した場合、顧客情報の流出により当社グループの信頼性・企業イメージの低下等が発生し、業績や財政状態に影響を与える可能性がある |
情報セキュリティポリシーおよびプライバシーポリシーの遵守徹底
社員の情報セキュリティ意識向上のための勉強会の実施
国際規格ISO/IEC27001の認証取得(高崎本社)
| 大 |
| 商品の仕入および在庫に関するリスク | 自然災害による物流網の寸断、お取引先との関係の変化および世界的な資源不足、サプライチェーン崩壊等により計画通りの商品の仕入および在庫確保が困難となり、業績に影響を及ぼす可能性がある |
各商品カテゴリーにおける仕入先の分散化
各カテゴリーごとの仕入責任者による仕入・在庫確認会議の定期的な実施
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中 |
| 大規模な感染症の流行に関するリスク | 新型インフルエンザ等大規模な感染者の発生等による経営資源への影響に伴い、安定的な商品・サービスの提供が困難となり、業績および財政状態に影響を与える可能性がある |
お客様・株主・お取引先・社員等の安全と健康を第一に考えた感染予防策の徹底
緊急時の安否確認、復職時のフォロー実施
大手家電流通協会のガイドラインに沿った対策の実施
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中 |
| 住宅の品質保証に関するリスク | 住宅の品質について徹底した管理を行っているが、予期せぬ事情により品質に関する重大な問題が発生した場合、業績および財政状態に大きな影響を与える可能性がある |
法規制に適合する部材の適用、適切な施工体制の整備
社員の品質保証意識向上に向けた啓発
お客様アンケート等を通じた品質評価や要望の分析
第三者検査機関による品質検査の実施
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大 |
| 海外展開について | 東南アジアを中心とした店舗展開では、各国の内政事情の変化、国家紛争・デモ等の発生による休業や営業継続が困難となり当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある |
現地の経済・環境・習慣等に精通したパートナーやお取引先との緊密なコミュニケーション
適時適切な経営判断を行える体制の整備
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中 |
リスクの特定では、考えられるリスクを網羅的に洗い出し、リスクの分析・評価では、洗い出したリスクの発生頻度や影響度を評価し、方針を決めて対応しています。
ヤマダホールディングスでは、大規模災害発生時などに備えた事業継続計画(BCP)管理規程の定期的な見直しと改定を行っています。非常時には本社に災害対策本部を設置し、各事業所へは情報共有の担当者を設けるなど、被害を最小限に抑える体制を整えています。地震や火災などの緊急災害が発生した際には、お客様の安全を確保しつつ的確な初期対応ができるよう、本社および各店舗での消防訓練の実施や、マニュアルによる教育を行っています。2024年12月には、当社グループの従業員専用の「安否確認アプリ」を導入しました。